Python 2におけるdict.items()とdict.iteritems()の違い
Python 2において、dict.items()とdict.iteritems()はどちらも辞書のキーと値のペアを返すメソッドですが、その動作には微妙な違いがあります。
dict.items()
dict.items()はメソッドを呼び出すたびに、辞書のキーと値のペアをリストとして返します。つまり、メソッドを呼び出すたびに新しいリストが作成されます。
my_dict = {'a': 1, 'b': 2, 'c': 3} items = my_dict.items() print(items) # 出力例: [('a', 1), ('b', 2), ('c', 3)]
dict.iteritems()
一方、dict.iteritems()はジェネレータを返すため、メモリの消費量が少なくなります。ジェネレータはイテレーションのたびに次の要素を生成し、リスト全体を保持する必要がありません。
my_dict = {'a': 1, 'b': 2, 'c': 3} iteritems = my_dict.iteritems() for key, value in iteritems: print(key, value) # 出力例: # a 1 # b 2 # c 3
サンプルコード
以下に、dict.items()とdict.iteritems()の違いを示す追加のサンプルコードを提供します。
# dict.items() my_dict = {'x': 10, 'y': 20, 'z': 30} items = my_dict.items() print(items) # 出力例: [('x', 10), ('y', 20), ('z', 30)] # dict.iteritems() iteritems = my_dict.iteritems() for key, value in iteritems: print(key, value) # 出力例: # x 10 # y 20 # z 30
以上がPython 2におけるdict.items()とdict.iteritems()の違いについての説明です。どちらのメソッドも辞書のキーと値のペアを取得できますが、メモリの使用量や性能に違いがあることに注意してください。
Python 2におけるdict.items()とdict.iteritems()の違いは、主に返されるオブジェクトの型と振る舞いにあります。dict.items()は辞書のキーと値のペアを持つリストを返しますが、dict.iteritems()はイテレータを返します。dict.items()はリスト全体をメモリに展開するため、大きな辞書の場合はメモリを消費しますが、dict.iteritems()はイテレータを返すため、メモリを効率的に使用します。そのため、大きなデータセットを扱う場合はdict.iteritems()を使用することが推奨されます。