Python 3でのログ出力をカラー表示する方法
Python 3では、標準的な方法としては`colorama`というライブラリを使用することが一般的です。`colorama`を使うことで、ターミナル上でのログ出力をカラフルに表示することができます。
インストール方法
まずは、`colorama`ライブラリをインストールします。
pip install colorama
使用例1: シンプルなカラー表示
以下は、`colorama`を使って簡単なカラー表示を行う例です。
from colorama import Fore, Back, Style, init init(autoreset=True) print(Fore.RED + 'This is a red text') print(Fore.GREEN + 'This is a green text') print(Fore.BLUE + 'This is a blue text')
上記のコードを実行すると、それぞれの文字列が赤、緑、青で表示されます。
使用例2: 複数のスタイルを組み合わせる
`colorama`では、文字の色だけでなく、背景色やスタイル(太字、下線など)も指定することができます。
print(Back.RED + Fore.WHITE + Style.BRIGHT + 'Red text on white background') print(Back.GREEN + Fore.BLACK + Style.NORMAL + 'Green text on black background')
上記のコードを実行すると、異なるスタイルのテキストが異なる背景色で表示されます。
使用例3: カラーリセット
最後に、`colorama`を使用した後は、カラー表示をリセットすることが重要です。
print(Fore.RED + 'This is red text') print('This text is not colored') print(Style.RESET_ALL + 'This text is also not colored') print(Fore.GREEN + 'This is green text')
上記のコードを実行すると、`Style.RESET_ALL`を使ってカラー表示をリセットし、その後のテキストはデフォルトの色で表示されます。
Python 3でログ出力をカラー表示する方法は、主にloggingモジュールとcolorlogモジュールを組み合わせることで実現できます。まず、loggingモジュールを使用してログを出力し、その後colorlogモジュールを使ってログに色を付けることができます。
以下は、Python 3でcolorlogモジュールを使用してログに色を付ける例です。
“`python
import logging
import colorlog# ロガーを作成
logger = logging.getLogger()
logger.setLevel(logging.DEBUG)# colorlogのフォーマッターを作成
formatter = colorlog.ColoredFormatter(
“%(log_color)s%(levelname)s: %(message)s”,
log_colors={
‘DEBUG’: ‘cyan’,
‘INFO’: ‘green’,
‘WARNING’: ‘yellow’,
‘ERROR’: ‘red’,
‘CRITICAL’: ‘red,bg_white’,
}
)# ハンドラーにフォーマッターを設定
handler = logging.StreamHandler()
handler.setFormatter(formatter)
logger.addHandler(handler)# ログを出力
logger.debug(“This is a debug message”)
logger.info(“This is an info message”)
logger.warning(“This is a warning message”)
logger.error(“This is an error message”)
logger.critical(“This is a critical message”)
“`このコードでは、colorlog.ColoredFormatterを使用してログの各レベルに対して色を設定し、ログを出力しています。ログの各レベルに応じて異なる色が適用されるため、ログを見やすくすることができます。