Pandas Merging 101: Python 3でデータフレームを結合する基本
Pythonのデータ分析ライブラリであるPandasは、データの結合や結合操作を行う際に非常に強力なツールです。Pandasのmerge()
メソッドを使用することで、複数のデータフレームを結合し、新しい結合済みデータフレームを作成することができます。この記事では、Pandasを使用してデータフレームを結合する基本的な方法について解説します。
1. 内部結合(Inner Join)
内部結合は、2つのデータフレームの共通のキーを使用して結合を行う方法です。例として、以下の2つのデータフレームを考えます。
import pandas as pd df1 = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': ['a', 'b', 'c']}) df2 = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 4], 'C': ['x', 'y', 'z']}) result_inner = pd.merge(df1, df2, on='A', how='inner') print(result_inner)
上記のコードでは、df1
とdf2
を'A'
列をキーとして内部結合しています。結果は、共通のキーである1と2の行のみが含まれた新しいデータフレームが表示されます。
2. 外部結合(Outer Join)
外部結合は、2つのデータフレームの全ての行を結合し、共通でない行の場合は欠損値(NaN)で埋める方法です。以下は外部結合の例です。
result_outer = pd.merge(df1, df2, on='A', how='outer') print(result_outer)
このコードでは、df1
とdf2
を'A'
列をキーとして外部結合しています。全ての行が含まれ、共通でない行は欠損値で埋められた新しいデータフレームが表示されます。
3. 左結合(Left Join)
左結合は、左側のデータフレームの全ての行を保持し、右側のデータフレームと共通の行のみを結合する方法です。以下は左結合の例です。
result_left = pd.merge(df1, df2, on='A', how='left') print(result_left)
このコードでは、df1
を左側とし、df2
を右側として、'A'
列をキーとして左結合しています。左側のデータフレームの全ての行が保持され、共通の行のみが結合された新しいデータフレームが表示されます。
以上が、Pandasを使用してデータフレームを結合する際の基本的な方法です。さまざまな結合方法を使いこなすことで、複雑なデータ解析や統合を効率的に行うことができます。
Python 3のPandas Merging 101では、Pandasライブラリを使用してデータフレームをマージする方法について説明されています。データフレームのマージは、異なるデータソースからのデータを結合する際に使用されます。Pandasのmerge()関数を使用することで、共通の列を基準にデータを結合することができます。異なる種類のマージ(inner join、outer join、left join、right join)を選択することで、データの結合方法をカスタマイズすることができます。Pandas Merging 101を理解することで、Python 3を使用して効果的にデータを結合する方法を学ぶことができます。