Python 3で他のPythonファイルをインポートする方法
Pythonでは、他のファイルに記述されたコードを再利用することが可能です。これはモジュールとしてのファイルをインポートすることによって行われます。ここでは、Python 3で他のPythonファイルをインポートする基本的な方法を説明します。
1. シンプルなインポート
まず、同じディレクトリにあるファイルをインポートする基本的な方法から見ていきましょう。例えば、’module.py’ というファイルがあり、その中に ‘hello()’ という関数が定義されているとします。
# module.py def hello(): print("Hello from module!")
この関数をメインのスクリプトで利用するには、以下のようにインポートします。
# main.py import module module.hello() # 出力: Hello from module!
2. fromを使用したインポート
特定の関数やクラスのみをファイルから直接インポートすることもできます。これには ‘from’ キーワードを使用します。
# module.py def hello(): print("Hello from module!") def goodbye(): print("Goodbye from module!")
ここで ‘hello’ 関数のみをインポートして使用するには、以下のように記述します。
# main.py from module import hello hello() # 出力: Hello from module!
3. エイリアスを使用したインポート
インポートする際に、モジュール名や関数名が長い、または他の名前と衝突する恐れがある場合、エイリアス(別名)を設定して短縮したり、区別をつけたりすることができます。
# complex_module.py def complex_function(): print("This is a complex function from a complex module!")
上記の関数をエイリアスを使用してインポートするには、以下のようにします。
# main.py from complex_module import complex_function as cf cf() # 出力: This is a complex function from a complex module!
これらの方法を活用することで、Pythonファイル間で効率的にコードを再利用し、プロジェクトの構造を整理することができます。各ファイルがどのように連携しているかを明確にすることで、大規模なプロジェクトでも管理が容易になります。