Python3 #2: インストールと環境の設定

独習 PYTHON 3

Pythonの開発環境を準備する方法はいくつかあります。Python 3の開発環境を準備する手順を以下に示します:

  1. オンラインのPythonインタプリタ: インターネットブラウザ上でPythonコードを実行できるオンラインのPythonインタプリタがあります。例えば、repl.itやPythonAnywhereなどがあります。これは、Pythonの基本的な機能を学ぶのに便利です。
  2. ローカル環境でのPythonのインストール: ローカルマシンにPythonをインストールし、テキストエディタと組み合わせてPythonコードを書き、実行することができます。Pythonの公式ウェブサイト(https://www.python.org/downloads/)からPythonのインストーラーをダウンロードし、インストールすることができます。
  3. 統合開発環境(IDE)の使用: 統合開発環境(IDE)を使用すると、Pythonコードをより効率的に書くことができます。人気のあるPython用IDEには、PyCharm、Visual Studio Code、Spyder、Atomなどがあります。これらのIDEは、Pythonの開発、デバッグ、テストをサポートします。

Pythonのインストール後、コマンドライン(Windowsの場合はコマンドプロンプト、macOSやLinuxの場合はターミナル)で python と入力することで、Pythonの対話型シェルにアクセスできます。また、.py 拡張子を持つPythonスクリプトファイルを作成し、テキストエディタで編集して保存した後に、コマンドラインで python ファイル名.py と入力することで、スクリプトを実行することができます。

どの方法を選択するかは、あなたの好みやプロジェクトのニーズによって異なります。以下は、Windows、Ubuntu、Red Hat(CentOS、Fedora)、およびmacOSでの手順です:

Windows:

  1. Pythonのインストール:
    • Pythonの公式ウェブサイト(https://www.python.org/downloads/windows/)からPython 3の最新バージョンのインストーラーをダウンロードします。
    • インストーラーを実行し、指示に従ってPythonをインストールします。インストール中に、「Add Python to PATH」オプションを選択します。
  2. テキストエディタの選択:
    • テキストエディタとして、Visual Studio Code、Atom、Sublime Textなどを使用することができます。好みやニーズに合わせて選択してください。
  3. Pythonパッケージマネージャーのインストール:
    • Pythonのインストール時にpipが自動的にインストールされるはずです。コマンドプロンプトを開いて pip --version と入力して、pipが正常にインストールされたか確認します。
  4. 仮想環境の作成(オプション):
    • 仮想環境を使用する場合は、venv モジュールを使用して仮想環境を作成します。コマンドプロンプトでプロジェクトのディレクトリに移動し、python -m venv myenv を実行します。

Ubuntu:

  1. Pythonのインストール:
    • UbuntuにはPythonが通常インストールされています。ターミナルを開いて python3 --version と入力して、Python 3がインストールされていることを確認します。
  2. テキストエディタの選択:
    • Ubuntuには標準のテキストエディタが付属していますが、Visual Studio CodeやAtomなどの他のエディタを使用することもできます。
  3. Pythonパッケージマネージャーのインストール:
    • pipがインストールされていない場合は、ターミナルで sudo apt install python3-pip を実行してpipをインストールします。
  4. 仮想環境の作成(オプション):
    • 仮想環境を作成するには、python3 -m venv myenv のようなコマンドを使用します。

Red Hat(CentOS、Fedora):

  1. Pythonのインストール:
    • Red Hat系Linuxディストリビューションでは、Pythonが通常インストールされています。python3 --version を実行して、Python 3がインストールされていることを確認します。
  2. テキストエディタの選択:
    • テキストエディタとして、Vim、Emacs、Nanoなどのコマンドラインエディタを使用するか、GUIベースのエディタを選択します。
  3. Pythonパッケージマネージャーのインストール:
    • pipがインストールされていない場合は、sudo yum install python3-pip(CentOSやRHEL)またはsudo dnf install python3-pip(Fedora)を実行してpipをインストールします。
  4. 仮想環境の作成(オプション):
    • python3 -m venv myenv のようなコマンドを使用して、仮想環境を作成します。

macOS:

  1. Pythonのインストール:
    • macOSには、Pythonがデフォルトでインストールされています。ターミナルを開いて python3 --version と入力して、Python 3がインストールされていることを確認します。
  2. テキストエディタの選択:
    • macOSにはテキストエディタとしてTextEditが付属していますが、より高機能なエディタとしてVisual Studio Code、Atom、Sublime Textなどを使用することができます。
  3. Pythonパッケージマネージャーのインストール:
    • pipがインストールされていない場合は、ターミナルで sudo easy_install pip を実行してpipをインストールします。
  4. 仮想環境の作成(オプション):
    • python3 -m venv myenv のようなコマンドを使用して、仮想環境を作成します。

これらの手順に従うことで、それぞれのプラットフォームでPython 3の開発環境を準備することができます。

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