リストは、複数の要素を順序付けて格納するコレクションです。Pythonでは、リストは角括弧 []
を使って表現されます。
my_list = [1, "こんにちは", 3.14, [5, 6, 7]]
リストの要素(List Items)
リスト内の各要素は、リストを構成する個々のデータです。これらは整数、文字列、他のリストなど、任意のデータ型を持つことができます。
my_list = [1, "こんにちは", 3.14, [5, 6, 7]] # 1: 整数 (int) # "こんにちは": 文字列 (str) # 3.14: 浮動小数点数 (float) # [5, 6, 7]: リスト (list)
順序付き(List Ordered)
リストは要素が追加された順序を保持します。例えば、リストに要素を追加すると、その順序が維持されます。
ordered_list = ["a", "b", "c"] print(ordered_list) # 出力: ["a", "b", "c"] ordered_list.append("d") print(ordered_list) # 出力: ["a", "b", "c", "d"]
変更可能(List Changeable)
リストはミュータブル(可変)であり、作成後も要素の追加、削除、変更が可能です。
changeable_list = [10, 20, 30] changeable_list[1] = 25 # 要素の変更 print(changeable_list) # 出力: [10, 25, 30] changeable_list.append(40) # 要素の追加 print(changeable_list) # 出力: [10, 25, 30, 40] changeable_list.remove(25) # 要素の削除 print(changeable_list) # 出力: [10, 30, 40]
重複を許す(List Allow Duplicates)
リストは同じ値の要素を複数回持つことができます。これは、データが重複する場合にもリストを使用できることを意味します。
duplicates_list = [1, 2, 2, 3, 4, 4, 4] print(duplicates_list) # 出力: [1, 2, 2, 3, 4, 4, 4]
リストの長さ(List Length)
リストの長さは、そのリストに含まれる要素の数です。例えば、Pythonでは len()
関数を使ってリストの長さを取得できます。
length_list = [5, 10, 15, 20] print(len(length_list)) # 出力: 4
リストの要素のデータ型(List Items – Data Types)
リスト内の要素は任意のデータ型を持つことができます。一つのリスト内で異なるデータ型の要素を持つことも可能です。
mixed_list = [123, "文字列", 45.67, [8, 9, 10]] for item in mixed_list: print(f"値: {item}, データ型: {type(item)}") # 出力: # 値: 123, データ型: <class 'int'> # 値: 文字列, データ型: <class 'str'> # 値: 45.67, データ型: <class 'float'> # 値: [8, 9, 10], データ型: <class 'list'>