Python3 #19: 関数(Functions)

独習 PYTHON 3

Pythonの関数(Functions)は、一連のコードをまとめて再利用可能にするための構造です。関数を使うことで、コードの可読性と再利用性が向上し、複雑なプログラムを簡潔に表現できます。

関数の特徴

  1. 定義と呼び出し(Definition and Calling)
  2. 引数(Arguments)
  3. 返り値(Return Values)
  4. デフォルト引数(Default Arguments)
  5. 可変長引数(Variable-Length Arguments)
  6. 匿名関数(Lambda Functions)
  7. スコープ(Scope)

1. 定義と呼び出し(Definition and Calling)

関数はdefキーワードを使って定義し、その名前を使って呼び出します。
例: 基本的な関数の定義と呼び出し

def greet():
    print("Hello, World!") greet()

出力:

Hello, World!

2.引数(Arguments)

関数には、引数を渡すことができます。引数は関数内で使用する変数として扱われます。
例: 引数を持つ関数

def greet(name):
    print(f"Hello, {name}!") greet("Alice")

出力:

Hello, Alice!

3. 返り値(Return Values)

関数はreturnステートメントを使って値を返すことができます。
例:返り値を持つ関数

def add(a, b):
    return a + b result = add(3, 5) print(result)

出力:

8

4. デフォルト引数(Default Arguments)

引数にデフォルト値を設定することができます。 例:デフォルト引数を持つ関数

pythondef greet(name="World"):
    print(f"Hello, {name}!") greet() greet("Alice")

出力:

Hello, World! Hello, Alice!

5. 可変長引数(Variable-Length Arguments)

不定数の引数を受け取る関数を定義することができます。*argsは位置引数、**kwargsはキーワード引数を表します。
例:可変長引数を持つ関数

def add(*args):
    return sum(args) result = add(1, 2, 
3, 4, 5) print(result) 

出力:

15

例: 可変長キーワード引数を持つ関数

def print_info(**kwargs):
    for key, value in kwargs.items(): print(f"{key}: {value}")
print_info(name="Alice", age=25, city="New York") 

出力:

name: Alice age: 25 city: New York

6. 匿名関数(Lambda Functions)

lambdaキーワードを使って簡潔に関数を定義できます。通常、短い関数を一時的に使う場合に利用されます。

例: ラムダ関数

add = lambda x, y: x + y print(add(3, 5)) 

出力:

8 

7. スコープ(Scope)

関数内で定義された変数はローカルスコープを持ち、関数外ではアクセスできません。
例:ローカルスコープとグローバルスコープ

def my_func():
    x = 10 # ローカル変数 print(x) x = 20 # グローバル変数 my_func() print(x) 

出力:

10 
20

参考文献

これらの例を通じて、Pythonの関数の基本的な使い方とその応用方法を学ぶことができます。関数を使うことで、コードを整理し、再利用可能にすることができます。

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