Python3 #20: ラムダ関数(Lambda Functions)

独習 PYTHON 3

ラムダ関数 は、匿名関数を作成するための構文です。 lambda キーワードを使用して定義され、通常は短い一時的な関数を作成する際に使用されます。ラムダ関数は1行で定義でき、関数の名前を必要としないため、簡潔に記述できます。

基本構文

lambda 引数: 式

ラムダ関数は任意の数の引数を取ることができますが、ボディは1つの式のみです。この式の評価結果が返り値となります。

使用例

基本的な例

# 通常の関数定義
def add(a, b):
    return a + b

# ラムダ関数を使用した同等の定義
add_lambda = lambda a, b: a + b

print(add(3, 5))  # 出力: 8
print(add_lambda(3, 5))  # 出力: 8

リスト内の要素に対する操作

リストの各要素に対して操作を行う場合、map関数と組み合わせて使用することができます。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared = list(map(lambda x: x**2, numbers))
print(squared)  
# 出力: [1, 4, 9, 16, 25]

フィルタリング

条件に基づいてリストの要素をフィルタリングする場合、filter 関数と組み合わせて使用します。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
evens = list(filter(lambda x: x % 2 == 0, numbers))
print(evens)  
# 出力: [2, 4, 6, 8, 10]

ソートのカスタマイズ

リストのソートをカスタマイズする場合、sorted 関数のキーとしてラムダ関数を使用します。

points = [(2, 3), (1, 2), (4, 1), (3, 5)]
sorted_points = sorted(points, key=lambda point: point[1])
print(sorted_points) 
# 出力: [(4, 1), (1, 2), (2, 3), (3, 5)]

参考文献

これらの例を通じて、Pythonのラムダ関数の基本的な使い方と、その応用方法を理解することができます。ラムダ関数は簡潔で強力なツールであり、特定の状況で非常に有用です。

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