Python3 #9: 文字列(String)

独習 PYTHON 3

文字列(String)はプログラミングで非常に重要なデータ型の一つです。Pythonをはじめとする多くのプログラミング言語で、テキストデータを操作するために使用されます。この記事では、Pythonにおける文字列の基本的な操作方法について学びます。変数への割り当てから始まり、複数行の文字列、スライシング、文字列の変更、連結、フォーマット、エスケープ文字、文字列メソッド、そして実践的な練習問題に至るまで、広範囲にわたります。

1. 変数に文字列を割り当てる

Python で文字列を変数に割り当てるには、シングルクオート(’)またはダブルクオート(”)を使用します。

s = "これは文字列です"
print(s)

2. 複数行の文字列

複数行にわたる文字列は、トリプルクオート(”’ または “””)を使用して作成できます。

s = """これは
複数行にわたる
文字列です"""
print(s)

3. 文字列のスライシング

文字列の一部を抽出するには、スライシングを使用します。スライシングは [開始インデックス:終了インデックス] の形式で指定します。

s = "Hello World"
sub = s[1:5]
print(sub)

4. 文字列の変更

Python の文字列は不変ですが、変更が必要な場合は新しい文字列を作成することができます。

s = "Hello World"
new_s = s.replace("World", "Python")
print(new_s)

5. 文字列の連結

二つ以上の文字列を連結するには、プラス記号(+)を使用します。

s1 = "Hello"
s2 = "World"
s = s1 + " " + s2
print(s)

6. 文字列のフォーマット

Python では、文字列内に変数の値を埋め込むためのフォーマット方法がいくつかあります。最も一般的なのは f-string です。

name = "Taro"
age = 20
s = f"{name}さんは{age}歳です"
print(s)

7. エスケープ文字

特定の文字をエスケープするには、バックスラッシュ(\)を使用します。

s = "He said, \"Hello World!\""
print(s)

8. 文字列メソッド

Python には文字列を操作するための多くのメソッドがあります。例えば upper() は文字列を大文字に変換します。

s = "hello"
print(s.upper())

9. 文字列の演習

実際にいくつかの文字列操作を練習してみましょう。例えば、与えられた文字列から特定の文字を検索し、その位置を返すプログラムを作成します。

s = "Hello World"
index = s.find("World")
print(f"Word found at position: {index}")

まとめ

この記事を通じて、Python での文字列操作の基本を学びました。これらの基礎が、より複雑なプログラミングタスクを解決する際の土台となることでしょう。さらに練習を積むことで、Python のさまざまな文字列メソッドやテクニックをより効果的に活用できるようになります。

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