Pythonでは、関数呼び出し時に**(ダブルスター/アスタリスク)と*(スター/アスタリスク)を使用することで、可変長の引数を扱うことができます。これらの演算子は、辞書(キーワード引数)とタプル(位置引数)を操作する際に使用されます。
**(ダブルスター)の意味
**は辞書として扱われ、キーワード引数を関数に渡す際に使用されます。この演算子を使うことで、辞書のキーと値を関数に渡すことができます。
def example_func(**kwargs): for key, value in kwargs.items(): print(key, value) example_func(name='Alice', age=30)
上記の例では、**kwargsによってname=’Alice’とage=30が関数に渡され、それぞれのキーと値が表示されます。
*(スター)の意味
*はタプルとして扱われ、位置引数を関数に渡す際に使用されます。この演算子を使うことで、可変長の位置引数を関数に渡すことができます。
def example_func(*args): for arg in args: print(arg) example_func('apple', 'banana', 'cherry')
上記の例では、*argsによって’apple’, ‘banana’, ‘cherry’が関数に渡され、それぞれが順番に表示されます。
Pythonの関数呼び出しにおける**と*の使い方を理解することで、柔軟な引数の受け渡しを行うことができます。これらの演算子を活用することで、効率的なコーディングが可能となります。
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このように、Pythonにおける**(ダブルスター)と*(スター)の使い方を説明することで、関数呼び出し時の引数の柔軟性を理解することができます。どちらも可変長の引数を扱うための重要な概念であり、正しく活用することでコードの効率性を向上させることができます。
関数呼び出しでの**(ダブルスター/アスタリスク)と*(スター/アスタリスク)の意味は以下の通りです。
– **(ダブルスター/アスタリスク): 引数の展開
– 関数呼び出し時に、リストや辞書などの要素を展開して引数として渡す際に使用されます。例えば、関数func(a, b, c)を呼び出す際に、リストargs=[1, 2, 3]があり、展開してfunc(*args)と書くと、func(1, 2, 3)と同じ効果が得られます。– *(スター/アスタリスク): 可変長引数
– 関数定義時に、可変長の引数を受け取るために使用されます。例えば、def func(*args)と書くと、func関数は任意の数の引数を受け取ることができます。このように、**と*は関数呼び出し時や関数定義時に異なる役割を果たすため、正しく理解して使い分けることが重要です。